最近、「びまん性脱毛症」に効果的とされる「パントガール」という育毛サプリメントが海外で開発され、日本でも注目を集めています。
「パントガール」とはいったいどんな治療薬なのでしょうか?副作用や効果、価格についてまとめました!
パントガールは女性専用の飲む育毛剤
「パントガール」は、ドイツで開発された女性専用の飲む育毛剤です。
ドイツで行われた臨床実験では「3ヵ月の服用で約70%の人の抜け毛が減少し、約20%の人は抜け毛がほとんどない状態になった」というデータが出ており、薄毛の新たな治療薬として注目を集めています。
そんなパントガールの効果を探るため、まずは含有される成分を見ていきましょう!
L-シスチン
皮膚や毛髪、爪をつくる成分です。シミやシワの原因であるメラニンの生成を抑制する効果も期待でき、美白化粧品などにも配合されています。
ケラチン
皮膚や毛髪、爪をつくるために必要なタンパク質の一種です。髪を太く丈夫にし、白髪になりそうな髪の色にも作用します。
ビタミン B1
糖の代謝を促進してエネルギーを生成し、脳や筋肉・神経に供給します。疲労回復や筋肉痛の解消神経の調整などを行います。
パントテン酸カルシウム
糖や脂質の代謝を促し、毛髪を健やかな状態に保ちます。サプリメントや医薬品健康食品などにも含有される成分です。
薬用酵母
ビール酵母を乾燥させたものです。ビタミンやタンパク質を多く含み栄養補給などにも使われます。
パントガールにはこのように、毛髪構造を改善するために必要不可欠な成分がバランスよく配合されています。
アミノ酸タンパク質などといった髪の原料となる成分、 ビタミン類やパントテン酸カルシウムといった細胞を促進する成分を体内に供給することにより、薄毛をからだの内側から治療することが可能です。
パントガールの効果を得るためには最低でも3ヶ月間の服用が必要とされており、6ヵ月間から12ヶ月間の長期服用が推奨されています。
びまん性脱毛症に効果が期待できる
女性の薄毛にはさまざまなものがありますが、特に多く発症するのが「びまん性脱毛症」。びまんとは一面に広がるという意味で、頭皮全体が薄くなるのが特徴の脱毛症です。
びまん性脱毛症の原因は大きく分けると「女性ホルモンの崩れ」と「頭皮環境の悪化によるヘアサイクルの乱れ」があげられます。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、髪を形成し成長を促す働きをしますが、加齢や更年期などの影響でエストロゲンが減少するとヘアサイクルが正常に保てなくなり、抜け毛が増え、だんだんと頭皮全体が薄くなっていくのです。
発症しやすいのはホルモンの減少が大きくなる40代以降ですが、生活習慣やストレスなども関係してくるため20代で発症する方もいます。
パントガールはこういった多くの女性が悩む「びまん性脱毛症」に効果が期待できるといわれ、毛髪研究の分野で注目を集めているのです。
>>女性のびまん性脱毛症の原因とは?予防・改善方法を徹底追及!
パントガールの副作用は?
パントガールの副作用ですが、現段階では生命の危機を及ぼすような重大な被害は報告されていません。
ただ、パントガールの治療効果や副作用に関する実験データはまだ少なく、妊婦や授乳中、12歳未満の子供に対する服用は推奨できないとされています。
日本国内ではパントガールを扱っているクリニックも少ないため“今後しばらくは慎重な判断が必要”とする考えもあります。
パントガールの入手方法
パントガールは病院で処方してもらうか、個人輸入代行業者を利用してネット通販する方法で入手できます(ちなみにAmazonでの取り扱いはありません)
個人輸入だと90錠入りのもので約7000円~1万2000円程度が目安。
病院での価格はクリニックによっても異なりますが、診断料などがかかる分、割高になります。
海外からの購入にはリスクをともなう場合も
病院にかかると高額になるということで、ネット通販を利用される方も多いようですが、パントガールは基本的に医師の処方が必要な医薬品ですので、まずは受診することをおすすめします。
また、ネット通販をする場合は個人輸入になりますので、それなりのリスクも覚悟しなければなりません。
海外からの輸入品は注文しても品が届かなかったり、正規品じゃないものをつかまされたりといったトラブルが少なからずともあります。また、言葉が通じないため手続きに手間取ったという話を耳にすることも。
個人輸入を利用する場合、上記のようなトラブルや偽物をつかまされる可能性をどこまで許容できるかということも考えておく必要があるでしょう。
個人的には、個人輸入でパントガールを入手して利用する事は絶対におすすめできません!
個人輸入の主な出荷元は、中国で生産された薬を香港などのペーパーカンパニーを通じて出荷している物がほとんど。
実際に、偽薬のリスクが70%以上あるとも言われています。
飲む薬だからこそ、安心して利用できるものでないと、ダメ!もし個人輸入で購入した薬で重大な副作用などが出ても、誰も責任を取ってくれません。
処方箋が無いと手に入らない薬を、個人輸入で入手すると言う事自体が危険な行為なので気をつけてください。
女性の育毛はからだへのリスクを最小限に!
ヘアサイクルは女性で通常4~6年といわれ、薄毛が進行している場合は数ヵ月から1年ほどにヘアサイクルが縮まります。
パントガールの効果を実感するためには、髪の成長に合わせて最低でも3ヶ月は飲み続ける必要があり、やや安全面が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おまけに、妊娠・授乳中の服用は推奨されていませんので、産後の分娩後脱毛症に使用できないというデメリットもあります。
塗るタイプの女性用育毛剤がおすすめ!
「からだへの安全面を重視したい」、「産後の薄毛を改善・予防したい」という方には頭皮に直接塗るタイプの女性用育毛剤がおすすめです。
女性用育毛剤の中でも評価が高く、人気なのがマイナチュレとミューノアージュです。
マイナチュレ育毛剤には血管を拡張、保湿、活性酸素の抑制作用がある「センブリエキス」、抗炎症作用のある「グリチルリチン酸2K」、イソフラボン誘導体を含んだ「ヒオウギエキス」など毛髪に作用する植物エキスが配合されています。
肌に刺激を与えずに頭皮環境を整えることができ、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボン誘導体が含まれているので、「びまん性脱毛症」へのアプローチも可能です。
頭皮のダメージになる香料・着色料・鉱物油・パラベン・石油系界面活性剤などは一切含まれていません!
天然成分で副作用リスク少ないので妊娠・授乳中や分娩後脱毛のケアのもおすすめ。
また、“20代女性のびまん性脱毛症の予防”としても使用できるので、将来の薄毛を防ぐ心強い味方になってくれますよ。
女性用育毛剤の効果は「頭皮から直接、栄養を加え発毛しやすい状態へと近づける」というもの。パントガールとは薄毛へのアプローチ方法が違いますが、頭皮環境を整えるという点は同じです。
不足した毛髪形成に必要な栄養素は、タンパク質・ビタミン・ミネラルを食事からバランスよく摂取することで十分補うことができます。
しつこいようですが、継続が必須の育毛は安全性が第一です。
まずは女性用育毛剤を試してみて、その次の一手としてパントガールを検討するというのもひとつの方法なのではないでしょうか?
【年代別】おすすめの女性専用育毛剤はコレ!
これらの頭皮ケア成分が含まれた育毛剤を、生活習慣の改善と共に日ごろから使う事で、内面と外面からダブルで育毛ケアができておすすめです。
特に、ベルタヘアローションとミューノアージュという女性専用の育毛剤がとてもおすすめです。私も産後の抜け毛が気になり始めてから使い始めました。
20代・30代の女性はベルタヘアローション!
20代~30代の女性と、産前産後の女性は迷わずコレ!
ベルタヘアローションは若い女性から圧倒的な支持とリピート率を集めている一番人気の女性専用育毛剤です★
ベルタヘアローションの詳細は、下記の記事で実際に使ったレビューも詳しくご紹介していますので是非チェックしてみてください。
>>20代・30代の女性にベルタヘアローションを一番おすすめする5つの理由
40代~60代の女性はミューノアージュ!
ミューノアージュは女性用育毛剤では数少ない「アルコール完全フリー」の育毛剤。
特に頭皮が敏感な方にはミューノアージュがおススメです!
>>40代以上の女性にミューノアージュ育毛剤をおすすめする3つの理由
まとめ
びまん性脱毛症に効果があるサプリメントとして注目の「パントガール」ですが、まだ効果や副作用について明らかになっていない部分があるのも事実。
個人輸入でのトラブルなどの不安要素もあり、購入には慎重になる必要があります。
「入手に手間取りたくない」「少しでも価格を抑えたい」、「安全面を重視したい」という方は、まずは頭皮に塗るタイプの育毛剤を検討してみてください。
私が実際に試した5本の女性用育毛剤の特徴やおすすめポイント、使用感などをまとめた記事を書きましたので、女性用育毛剤を試してみたい方はまずこの記事をチェックしてください!