近年、増加傾向にある女性の抜け毛や薄毛の悩み。
病院での治療を検討する方もいらっしゃると思いますが、ちょっぴりハードルが高めです。
「何科を受診すればいいのか」「そもそも病院で治療はできるのか?」と疑問に思うひとも多いはず。
今回は、そんな悩みを解消すべく治療の内容や薬の効果・保険費用などを徹底解説!
病院選びのポイントなどもあわせてご紹介します。
女性の抜け毛・薄毛は皮膚科でも治療が可能!
薄毛治療というと、毛髪専門外来や専門クリニックを思い浮かべるひとも多いのではないでしょうか?
しかし、じつは女性の薄毛は皮膚科でも治療することが可能です。
女性の抜け毛・薄毛は主に「頭皮の血行不良」と「ホルモン分泌の減少」が原因です。
ですがそれ以外にも、頭皮の炎症などが原因で抜け毛が増える場合があります。
皮膚科ではまず、薄毛の原因がホルモンバランスの崩れなのか、皮膚病なのかなどを診察。
抜け毛をともなう脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎などだった場合、適切な治療を受けることができます。
AGA(男性型脱毛症)に特化した治療を行っていたり、女性の幅広い薄毛に対応したりと皮膚科によって方針が違う場合もあります。
病院によっては薄毛治療に対応していない場合もあります。
まずは「薄毛治療を行っているかどうか」電話などで確認してみるといいでしょう。
病院での治療内容と薬の処方について
薄毛の専門クリニックでは患者の状況に合わせ、フィナステリド・ミノキシジル・パントガール・パントスチン・抗炎症剤・ビタミン類」などの内服薬が処方されます。
他には、注射で頭皮に直接薬剤を補給する治療もあります。
皮膚科ではフィナステリド(内服薬)が単剤で処方されることが多いです。
頭皮の状態によって育毛剤(外用薬)が処方されるケースもあります。
薬の成分とその効果
フィナステリド
脱毛を促すDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンの抑制作用がある薬です。
主にAGA(男性型脱毛症)の治療に使われる薬で、女性への効果は実証されていません。
とくに妊婦は胎内の男児の生殖機能に異常をきたす可能性があるため、錠剤に触れることさえも禁止されています。
パントガール
ドイツで開発された女性専用の育毛剤(内服薬)です。
パントテン酸カルシウム・アミノ酸・ビタミン類を配合。
髪の原料となるタンパク質や頭皮・髪の状態を正常に保つ作用があります。
ただし、副作用がある為、医師の処方の上服用を検討する必要があるので注意して下さい。
>>飲む女性用育毛剤「パントガール」の効果とは?成分や副作用まとめ
パントスチン
有効成分のアルファトラジオールが、DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制し、毛根をダメージから守り抜け毛を予防します。
ミノキシジル
厚生労働省により毛髪への効果が認められた成分です。
毛包に直接働きかけ髪の成長を促進、薄毛の進行を食い止めます。
>>ミノキシジルは女性が使っても平気!?副作用や通販のポイントを徹底解説!
サプリメント・漢方
治療の補助的な役割で「アミノ酸・ビタミン・ミネラル」などのサプリメントや、血の滞り解消を目的とした生薬などが処方されます。
薄毛治療は保険が適用されない!?
薄毛治療の保険はちょっぴり複雑。
同じ脱毛症でも保険が適用されるものと、されないものがあるので注意が必要です。
保険が適応される代表的な脱毛症としてあげられるのが「円形脱毛症」
円形脱毛症は、自己免疫疾患やほかの病気の二次作用であらわれる場合があるので「疾患」として認められます。脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎も保険適用です。
女性の代表的な薄毛である「びまん性脱毛症」や「分娩後脱毛症」などは加齢や出産などでおきるもの。疾患ではないので保険が適用されません。
ただ保険が適用されるかどうかは、基本的に医師の判断にゆだねられます。トラブルを防ぐためにも治療前に確認しておくと安心です。
治療費用の目安
薄毛の専門クリニックにかかった場合、治療費は初診料+検査費用で10,000~25,000円。
2回目以降は再診費用+治療費で15,000円~32,000円程度かかるのが一般的。治療には月一回の定期検査が必要です。
専門クリニックでの薄毛治療は「自由診療」が基本。
自由診療とは健康保険が適用されず全額自己負担になる治療のことです。診察料にかかる料金はクリニック側が自由に決められます。
全体的に皮膚科に比べ費用が高額になるケースがほとんどです。
皮膚科は医療費の計算基準となる初診料の点数が、厚生労働大臣によって定められています。
自己負担額が3割負担であれば実質の費用は1000円前後。診察だけであれば専門クリニックよりも安いです。
ただ薬の処方や検査が行われた場合は別途料金がかかります。
思ったよりも支払額が高くて焦った!なんてことのないよう、保険が適用されるかどうか治療前にしっかり確認しておきましょう。
病院で治療を受ける流れ
治療の流れが予想できれば不安もだいぶ軽減されるはず!
ここでは、専門クリニックでの一般的な治療の流れを詳しく説明します。
おおまかな治療の流れ
無料カウンセリング→初回診察・撮影・検査→診断→処方→通院
①無料カウンセリング
問診票への記入・専門スタッフによる注意事項や治療費の説明が行われます。
問診票は「薄毛・頭皮の状態・抜け毛の量・月経リズム・家族に薄毛はいるか・食事や睡眠などの生活習慣」について記入します。
病気や薬が抜け毛に影響することもあるので甲状腺や自己免疫疾患など持病・内服薬についても確認されます。
その後、拡大鏡による毛髪検査・血圧検査が行われるという流れです。
もちろん、ここで一旦自宅に帰って検討してもOKです。
カウンセリングを受けたからといって、必ず治療する必要はありません。治療を希望する場合のみ診察に移ります。
②診察
医師が頭皮や毛髪の状態・身体の健康状態を診察します。
血液検査で薬の投与が身体に危険性を与えないか・貧血の有無・血中ホルモンの数値・甲状線機能を調べるほか、発毛の経過をみるため「頭部の撮影」が行われます。
③診断・処方
医師の診断をもとに患者に合った治療法を提案してくれ、治療薬が処方されます。
④定期検査
月一回の定期検査では頭皮や頭髪の発毛状態をチェックします。
身体に異常をきたしていないかを確認し、問題なければその月の薬が処方されます。
頭皮の状態に合わせて病院を選びましょう
皮膚科と専門クリニックでは治療目的が異なります。
女性の抜け毛・薄毛には、頭皮の状態や費用に合わせた治療法・病院選びが大切です。
頭皮に「かゆみ」や「フケ」などがみられるときは皮膚科へ。「円形脱毛症」や「脂漏性皮膚炎・接触性皮膚炎」の場合も皮膚科が適切です。
ただし皮膚科は、薄毛の治療において「状態の軽減・現状維持」に重点をおいています。そのため発毛を目指すひとにはあまり向かないかもしれません。
「びまん性脱毛症」や「FAGA」などの治療を目指すなら、薄毛を専門に扱うクリニックがおすすめです。
専門クリニックは「発毛」に重点を置いた治療が可能です。最新医療にもとづいた治療を受けらるほか、薬剤の選択肢も広がります。
ネックなのは使う薬や治療法の種類が多い分、高額になるというところ。薄毛治療は継続が必須ですから、お財布状況も考慮して決めましょう。
病院を見極めるポイント
病院を選ぶときにひとつの目安となるのが病院公式HP。
HPを見たときに「治療内容・治療の流れ・薬の効果・費用」などの情報が、きちんと掲載されているかをチェックしておきましょう。
治療の症例写真が掲載されているかも安心材料のひとつです。
女性のFAGA治療専門のおすすめクリニック
FAGA、女性のAGA治療、薄毛治療を専門に行っている表参道クリニックグループが今非常に注目を集めています。
表参道クリニックが立ち上げたヘアジニアス専門クリニック(HAIR GENIUS)は、女性の薄毛治療・発毛専門のクリニックです。
円形脱毛症は保険適用なので、皮膚科へ相談するのが一番ですが、その他のFAGAやひこうせい脱毛症、びまん脱毛症は専門の発毛クリニックがおすすめです。
おすすめポイント
- 4カ月で99%の女性が発毛を実感!
- 独自のヘアジニアスプログラムで【生やす】ための治療
- 年間12,000件の実績
ヘアジニアスでは、初回は必ず【無料のカウンセリング】から始まります。
カウンセリングはもちろん全て女性の専門カウンセラーが現状の不安や悩みを親身に聞いて下さり、また治療でかかる費用なども事前にしっかりと説明してくれます。
脱毛サロンのように、初回無料でその後に高額なコースをゴリ推しされたりする事はありませんので、まずは一度カウンセリングを無料で受けて見る事をおすすめします。
カウンセリング場所:東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄
また、公式サイトでは実際の治療の症例写真や、料金、治療の進め方について非常に分かりやすく説明していますので、是非一度チェックしてみてください↓
まとめ
症状に合った治療で薄毛を予防・改善しよう!
女性の抜け毛・薄毛は病院でも治療が可能です。
自分の頭皮やお財布状況に合わせて専門クリニックが皮膚科なのかを選びましょう。
治療法に迷ったら、皮膚科の診察か専門クリニックの無料カウンセリングで相談してみるのもひとつの方法です。
薄毛治療は状況に合った治療法・薬を選択することが何より大切!病院を検討する際は、今回の記事も参考してみてくださいね。