「最近、髪の毛がパサつく」「なんとなく元気がないかも…」
そんな風に感じるときは髪や土台となる頭皮が弱っている証拠!
女性の薄毛は髪が少しずつ細り頭皮全体が薄くなっていくのが特徴。男性のようにハゲるわけではないので薄毛のサインに気がつきにくいんです。
まだ若いからといって放置しておくと、水面下でどんどん薄毛が進行してしまう可能性も!
今回は、20代女性がやりがちな「薄毛のNG習慣」を紹介します。すぐに実践できる簡単な対策方法も紹介するので、将来の美髪のためにもぜひお試しください♪
頭皮の「栄養不足」と「血行不良」に注意!
女性の薄毛は加齢や睡眠不足・生活習慣・環境などさまざまな要因が重なり合って生じます。
そのため、原因を特定するのが難しいのですが、とくに影響が大きいと考えられているのが頭皮の「栄養不足」と「血行不良」です。
頭皮の栄養不足による薄毛
口から摂取した栄養は血液と一緒に心臓、脳など…全身の器官へと運ばれます。
生命の維持に関わらない髪や皮膚、爪に栄養がまわってくるのはいちばん最後。そのため、摂取する栄養素が少ないと頭皮まで栄養が回ってきません。
病気やケガなど、からだのどこかでトラブルがおきたときはそこで優先的に使われるので、からだの調子が悪いといっそう頭皮は栄養不足状態に。
毛乳頭まで栄養が回ってこないので髪の毛をつくったり、ダメージを修復したりができません。
毛髪の土壌となる頭皮もコンディションが悪くなり、薄毛が進行しやすくなってしまいます。
頭皮の血行不良による薄毛
髪の育成には栄養と酸素が不可欠!健康な髪を育てるためにはこのふたつの要素を毛乳頭へと運びこむ必要があります。
運動不足や冷えなどで全身の血巡りが悪いと、毛乳頭の働きが衰え発毛する力が弱くなり薄毛の原因となります。
チェックしてみよう!やりがちな頭皮にNGな習慣とは?
「栄養不足」と「血行不良」といわれてもピンとこないひともいるかもしれませんね。
では、以下の項目に当てはまることはありませんか?
- 髪にハリ・コシがない
- 排水溝につまる髪の量が増えてきた気がする
- 髪がパサつく
- 頭頂部にボリュームがない
- ヘアスタイルがすぐに崩れてキープできない
- 切れ毛・枝毛がある
ひとつでも当てはまるひとは、髪や髪の毛をつくる力が弱っているかも…。
知らず知らずのうちに薄毛予備軍になってしまっている可能性もあります。
ここでは、20代女性がやりがちな髪へのNG習慣をまとめてみました!
簡単にできるおすすめの改善方法も紹介するので、ぜひチェックしてみてください♪
パッケージなどを基準にシャンプーを選んでいる
オシャレで可愛らしいパッケージはテンションが上がりますよね。
ただ、頭皮は髪の毛が生える畑のようなもの。
ここが健康でなければ元気な髪の毛は生えません。毎日のように行うシャンプーは頭皮への影響も大きく、頭皮にも肌質・年齢など個人差があるので“何を使うか”がとても重要になります。
メーカーやパッケージで選ぶのもいいですが、薄毛予防のことを考えるとトラブルが少ないうちから自分に合ったシャンプーで健康は頭皮づくりをしたいものです。
対策方法
頭皮には脂性タイプと乾燥タイプがあるので肌質によって使い分けましょう。
頭皮や髪は季節によって脂っぽくなったり乾燥したりと変化します。体調の影響も受けやすいので、その時々の頭皮の状況に合ったシャンプーを選ぶのがポイントです。
髪に元気がないというときは地肌も弱っている証拠!肌に刺激の少ない商品を選びましょう。
おすすめは頭皮や髪と同じ「アミノ酸系シャンプー」です。髪への負担を抑えながら地肌の汚れを洗うことができます♪
アミノ酸系のシャンプーについては、下記の記事で詳しくご紹介しているので是非チェックして見てください。
月数回のペースでパーマ、カラーリングを行っている
手軽に印象をがらりと変えられるパーマやカラーリングですが、地肌や髪への負担が少々大きいのが難点。
最近では地肌への刺激を極力抑えたものもありますが、負担はゼロではないはず…。
頭皮がダメージを受けるとヘアサイクルが乱れ毛髪の生成がうまくいきません。
髪のキューティクルも剥がれやすくなってしまうため、パサつきや枝毛・切れ毛も起きやすくなってしまいます。
とくにブリーチは髪の本来の黒い色素を分解することで色を変えています。
髪の表面に薬剤を付着させるヘアマニュキア、キューティクル内部に浸透させるヘアカラーよりもダメージが大きくなりますので、ブリーチを頻繁にしているというひとは注意が必要です。
対策方法
カラーリングは自分で行えますが、頭皮へのダメージを軽減させるにはプロにお願いするのが得策です。頻度もできるだけ間隔をあけましょう。おすすめは2か月に一回程度です。
>>女性のヘアカラーで抜け毛が増える可能性!?薄毛になった際の対策は?
食事制限のあるダイエットや単色食べをしている
丈夫な髪を育てるためには、髪の原料となる栄養を十分に毛根へ行き渡らせることが大切です。
食事制限のあるダイエットはどうしても栄養が偏りがち。髪を生み出す毛母細胞が栄養不足により働きが鈍くなってしまいます。
また、麺類や丼ものなど単色で食べることが多いというひとも注意が必要です。炭水化物中心の食事だと皮膚の新陳代謝に必要なビタミン類が十分に摂れません。
フケやかゆみなど頭皮環境の悪化につながる恐れがあり、薄毛も進行させてしまいます。
>>過剰なダイエットで薄毛に!?抜け毛が増えた時の原因と対策まとめ
食べすぎることが多い
食べないのもいけませんが、食べすぎもNG!
食事を一気に摂りすぎると、胃などの消化器官に血流が集中するため手足の血流が不足してしまいます。末端にある頭皮の血行も悪くなるので毛髪への影響もよくありません。
対策方法
髪の毛の原料となるタンパク質・髪の毛の生成を手伝うビタミン・ミネラルなどを意識し、さまざまな栄養素をバランスよく摂取しましょう。
どうしても食事からの摂取が難しいときは、補助役としてサプリメントを利用してもよいでしょう。
一度にすべての栄養素を取ろうとがんばりすぎると、かえってストレスになってしまう場合もあるので適量を心がけ、無理をせず2~3日間で栄養バランスを整えるよう意識してみてください☆
>>糖質制限ダイエットで抜け毛が増えるってホント!?原因を調査!
>>過剰なダイエットで薄毛に!?抜け毛が増えた時の原因と対策まとめ
デスクワークをしている
からだを動かす習慣がないと、筋肉量が減少しからだの代謝が低下してきてしまいます。
頭皮の皮膚のターンオーバーもうまくいかなくなるため毛がうまく育ちません。
血液を全身に送るポンプの役割をする筋肉が減ることで、血行も悪くなり栄養が頭皮まで十分に行き渡らなくなってしまいます。
対策方法
ずっと同じ姿勢でいると肩や首周りの血行が滞ってしまいます。作業の合間に肩や首を回すなど軽いストレッチをし、血行を促してあげましょう。座った状態で足首を曲げ伸ばしするのもおすすめです。
睡眠時間が不規則
睡眠中は成長ホルモンの分泌により細胞の修復・成長が行われる時間です。
頭皮のターンオーバーや髪の毛の生成も行われるため、十分な睡眠がとれていないと毛髪が育成されず薄毛・抜け毛も増加します。
対策方法
成長ホルモンは午後10時~午前2時の間にもっとも多く分泌されるといわれています。
なるべく12時までの就寝を意識しましょう。
寝る前のパソコン・スマホの閲覧やカフェインの摂取は脳を覚醒させてしまうのでNG!
睡眠の質を悪くするので、眠る前はできるだけ控えましょう。
飲酒量が多い
アルコールは体内で分解する際に、髪をつくる原料となるアミノ酸や亜鉛を大量に消費します。
適量なら問題ないのですが、飲酒の頻度が多いとそのぶんアミノ酸の消費量も多くなるため育毛を妨げてしまうことに。
過度な飲酒による肝臓の弱りも髪の生成に必要な栄養素の吸収を妨げることになるため、薄毛の進行・発毛力の弱りにつながります。
対策方法
お酒は悪いものではありませんが、飲むときはほどほどに。酒量を少なめに意識してみましょう。毎日お酒を飲む人は、週に1~2日程度の休肝日をつくることをおすすめします。
ストレスが溜まりやすい環境にある
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類が存在し、交互に働いています。
ストレスを感じると自律神経の交感神経が優位になり血管が緊張状態に。
交感神経が優位な状態が続くと毛細血管が収縮した状態が続くため、発毛に必要な栄養が毛乳頭へ十分に届きません。
また、過度のストレスは髪の毛の育成に関わるエストロゲンの分泌を抑制する作用もあるため、髪のツヤ・コシも失います。
>>女性のストレスからくる薄毛の原因とは?抜け毛のメカニズムと対策まとめ!
対策方法
ストレスは溜めないことが一番ですが、なかなか難しいものがあります。
無理にストレスを溜めないようにするよりも、こまめにストレス発散を心がけたほうが現実的です。
友人とのおしゃべり、カラオケ…DVD鑑賞などなんでもOK!
頭皮マッサージや入浴などは簡単にリラックス効果を得られるうえに、血流を高める効果もあるのでおすすめですよ。
いつも同じヘアスタイルをしている
同じ所に負荷が集中するヘアスタイル(ポニーテール)など、ずっと同じ髪型を続けているとその部分だけ薄毛になることがあります。
これを牽引性(けんいんせい)脱毛症と呼び、10代、20代の若い世代でも発症する場合も。
髪を下ろしている場合も、分け目部分が紫外線や摩擦にさらされることになるため一部分が薄毛になる可能性があります。
対策方法
髪をひとつにまとめる際は少しずつ位置をずらすのがコツ。ダウンスタイルの場合は定期的に分け目の位置を変えて負担をやわらげてあげましょう。
>>ヘアアイロンやポニーテールで薄毛に!?牽引性脱毛症の原因と対策
女性専用の育毛剤で薄毛を予防しよう!
毎日の手入れに育毛剤を投入するのもおすすめです。
頭皮の外側から栄養補給することで毛根の弱りを防ぎ、正常なヘアサイクルを維持します。
育毛剤は植物性エキス中心に作られたもの、香料などの添加物が入っていないものを選ぶのがポイント♪ 敏感肌のひとでも肌への影響を心配せずにケアを続けることができます。
実際に私が試した育毛剤のおすすめポイントや使用感を下記の記事で詳しくまとめていますので、是非チェックして見てください!
>>【実際に試してわかった!】女性用育毛剤のおすすめランキング
毎日少しずつのケアを実践しよう♪
今回は20代女性がやりがちな薄毛のNG習慣に着目してみました!女性の薄毛は生活習慣による栄養不足・血行不良が大きく影響します。
普段何気なく行っている習慣を少し変えたり、工夫したりするだけで5年後、10年後の髪の状態に大きく差ができてきますよ♪
記事で紹介したアドバイスは美肌や健康にもよい影響を与えるものばかり。一度にぜんぶ実践する必要はないので、ぜひ少しずつ試してみてくださいね。