発毛・育毛・増毛の違いと、それぞれのメリット・デメリット総まとめ!

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ふんわり豊かで艶やかな髪は美しい女性の代名詞。

頭頂部の髪の毛がボリュームダウンするだけでだいぶ印象が変わってしますから、抜け毛や薄毛は女性にとって深刻な悩みです。

最近はテレビCMや女性雑誌などでも育毛・発毛・増毛について取り上げられることが多くなり、真剣に検討してみたいという女性も増えてきているのではないでしょうか。

ただ、中には発毛・育毛・増毛の違いが分からないという声も耳にします。

検討するにしても、違いが分からなければどの対策が自分に適しているのか分かりませんよね。

そこで、今回は発毛・育毛・増毛の違いを分かりやすくご紹介します!

 

発毛・育毛・増毛の違い

それぞれの違いを分かりやすくするため、まずは発毛・育毛・増毛の特徴や役割を解説していきたいと思います。

 

発毛剤とは

発毛とは髪の毛が生えなくなった毛根にあらたな髪を生やすことをいい、発毛効果が認められた製品のみ「発毛剤」として認められます。

注意したいのは発毛剤の効果が期待できるのは“毛が抜けて久しい毛根からのみ”だということです。

脱毛から時間が経過して毛根が完璧に消滅してしまった場合は、あらたに発毛させることはできません。

また、ここも誤解しがちなのですが、発毛といってもいきなり強く丈夫な髪の毛を生やすものではありません。

発毛はあくまでも、毛根から“産毛”を生えさせるものなので効果を実感するにはある程度の時間を要します。

ちなみに日本で発毛剤として認められているのは、日本皮膚科学会が正式に認定した「フィナステリド」「ミノキシジル」のふたつのみ。

ミノキシジルは頭頂部のあたりから薄毛が目立ちはじめるO型タイプの薄毛に効果があるとされています。

また、5αリダクターゼを抑制する効果があるとされているフィナステリドはAGA(男性型脱毛症)に 有効だとされています。

 

育毛剤とは

育毛剤とは、今生えている毛髪を育てる効果があるものを指します。

薄毛に傾いた頭皮は皮膚も弱り気味。ヘアサイクルも見られた状態なので細く短い毛しか生えてきません。

さらに、成長途中の髪の毛が途中で抜け落ちる場合もあり放置しておくとますます薄毛が進行してしまいます。

こういった頭皮環境の悪化をくい止め、頭皮環境を正常化し髪の毛の成長をサポートするのが育毛剤の役割です。

育毛剤は5つのタイプに分類できます。

  •  血行促進効果のあるタイプ
  •  保湿効果のあるタイプ
  •  頭皮を更新する清潔に保つタイプ
  •  頭皮に直接栄養補給するタイプ
  •  ホルモンのバランスを整えるタイプ

女性の薄毛は症状や原因もさまざまなので、自分の頭皮環境にあった育毛剤を使用することが改善の近道!

普段から育毛剤の使用を習慣づけることで、抜け毛や頭皮トラブルを予防にもつながります。

一見、区別が難しい育毛と発毛ですが「毛をあら生やす」のが発毛剤、細く弱くなった「毛を育てる」のが育毛剤と考えると分かりやすいかもしれません。

また、発毛剤は服用してからだの内部から働きかけるものが多く、育毛剤は頭皮に塗布して使うものがほとんどです。

 

増毛

増毛とは現在ある髪の毛に人口の髪の毛を結びつけ、もとの髪の毛にボリュームを出すことを指します。

増毛は結びつける毛の本数を、1本につき2本、1本につき4本などといった具合に数種類の中から選ぶことが可能です。生え際や頭頂部などピンポイントで施術することもできます。

気になる料金ですが、薄毛の状態には個人差があり、ひとによって増やす本数や場所なども違ってくるので一概にこのぐらいと提示することはできません。

ただ、ネットの口コミなどを調べた限りではひとにより5万円だったり100万円かかったりするなどなどばらつきがあるようです。

使う人工毛の種類や増やす場所、本数や期間などさまざまな条件により金額が前後してくるので、ある程度の出費は覚悟しておいた方がいいかもしれません。

また、人口毛なのでもとの髪が伸びた分メンテナンスが必要です。

カットはクリニックでやってもらえますが、毎月最低でも2500円から3000円くらいはかかるそうです。

 

 

発毛・育毛・増毛のメリット

発毛・育毛・増毛の目的や役割が分かったところで、次はそれぞれのメリットについて順番に解説していきたいと思います!

 

発毛剤のメリット

発毛はあたらしい毛を生やすことを目的としているので、仕上がりが最も自然です。

発毛剤は薄毛への効果が国に認められている薬剤なので、根気よく続けることで効果が実感しやすくなります。

 

育毛剤のメリット

3つの対策の中で最も手軽で、コストパフォーマンスにもすぐれています。

また、からだの内部に働きかけるものではないので副作用リスクも少なく、頭皮に負担をかけずに育毛をサポートできます。

天然成分でつくられている女性用育毛剤を使用すれば、妊娠・授乳中でも使用できるため、産後の脱毛対策にももってこいです。

 

増毛のメリット

髪の毛を結びつける他に、特殊なシートに人工毛をつけ地肌に貼り付ける方法もあり「少しずつ髪の毛を増やす」「一気に増やす」などバリエーションがきくのがメリット。

髪質や髪の毛の太さも選べるので、カツラよりもずっと自然にみせることができます。

 

 

発毛・育毛・増毛のデメリット

良い面があれば悪い面も。ここからはそれぞれのデメリットをあげていきます。

 

発毛剤のデメリット

発毛剤は購入ときに医師や薬剤師に相談する必要があるため、育毛剤に比べて入手に手間がかかるというデメリットがあります。

また、効果が高い分だけ副作用のリスクも高くなります。

年齢やそのときの体調を考慮しなければいけませんし、女性の場合だと妊娠前後は特に注意が必要です。

また効果が認められているといっても得られる効果には個人差があり、時間もかかります。

すぐに薄毛を隠せるわけではないので、早く結果が出したい!という方には向いていないかもしれません。

 

育毛剤のデメリット

発毛剤と同じく髪の毛が育つまでに時間がかかり、すぐに薄毛を隠せないのが最大のデメリットです。

育毛剤はクリニックなどで医師から処方されるものではありません。種類が豊富で選択肢が多い分、どれを選んでいいのか迷ってしまうことも。

(当サイトの記事で育毛剤の選び方をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!)

 

増毛のデメリット

人工毛なので残っている天然の髪の毛と長さの差も出てくるため定期的にカットしなければいけません。

また、人工毛自体も劣化していくため結びつけ直す必要があり、初期費用、カットなどのメンテナンス料金も含めるとかなりの高額出費になります。

さらに、頭皮環境が悪化していた場合、細い髪に人口毛をつけることで髪が抜けやすくなったり頭皮への負担になったりするケースも。

施術前にはよくスタッフとよく相談しましておくことが大切です。

 

 

まとめ

それぞれの違いをまとめると……

「髪の毛の生成を助ける」のが発毛

「弱った髪の毛を育てる」のが育毛

「もとの髪に人口毛をつけてボリュームアップさせる」のが増毛となります。

名称が似ているため分かりにくいですが、それぞれに違った目的と役割をもっていますので、そのときの状況や薄毛の症状によって、上手く使い分けられるといいですね。

どの対策にするか迷ったら、頭皮や髪へ刺激が少なく経済的な育毛剤から試してみるのがおすすめです。

育毛剤によって、今ある髪の毛を育てる事と、頭皮を健康的に保つ事で、ヘアサイクルを整える事や抜け毛、薄毛の予防にも繋がります!

このサイトでは私自身が実際に試してみた女性用育毛剤についてや、育毛の知識をご紹介していますので是非参考にしてみてください。

>>女性用育毛剤の選び方と実際に使って決めたランキングはこちら

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