夕方になると感じる頭皮の匂い、抜け毛、髪のボリュームダウンなど……
女性の髪の悩みは年齢を重ねるごとに増えていきます。頭皮や髪の状態は年齢や季節、体調によっても変化するため、解消したと思ったら別の問題があらたに発生することも……。
多様なトラブルに負けないためには日頃のお手入れが重要。髪の悩みおすすめの頭皮ケア&ヘアケアをご紹介します。
頭皮・髪の悩みは加齢とともに多くなる
頭皮の匂い、乾燥、フケ、かゆみなど……女性の髪にまつわる悩みはさまざま。
特に30代後半頃からは加齢からくる白髪、抜け毛、薄毛などといった症状も加わり、頭を悩ましている人も多いのではないでしょうか?
女性の髪のトラブルは生活環境やストレスなどあらゆる要因が絡み合うことでも生じます。どれかひとつを原因としてつきとめるのは難しいというのが実情です。
しかし、髪のトラブルのはじまりは頭皮環境の悪化ですので、頭皮の状態を良好に保つことでトラブルの防止、改善へ働きかけることが可能です。
加齢により潤いが不足しハリやコシを失いがちな髪も、ヘアケアを行うことによって美しさを取り戻すことができます。
とにもかくにもまずは現状を知ることが肝心!ますが頭皮と髪におこるトラブルについて、症状と原因をみていきましょう。
頭皮・髪トラブルの症状と原因
頭皮や髪にトラブルが起きるとうことは、そこにいたる原因が必ずあります。
普段、何気なく行っていることがトラブルを引き起こしているかもしれません。トラブルの原因とはどのようなものがあるのでしょうか?
頭皮のニオイが気になる
匂いを目立たせる主な原因「過剰分泌した頭皮の皮脂」です。
頭皮は皮脂腺がTゾーンの2倍存在するため匂いが出やすくなる場所。誤った洗髪方法できちんと汚れを落とせていないと、余分な皮脂が空気に触れて酸化し、古い油特有の嫌な匂いがしてきます。
また油分の多いものを食べすぎるなど不規則な食生活が続くことも皮脂の過剰分泌につながります。
加齢や生活習慣による代謝の衰えも要注意。古くなった角質をエサに繁殖した雑菌たちが放つ匂いも頭皮を臭くする要因となります。
頭皮が乾燥している
頭皮が乾燥する原因は季節の変化によるもの、洗髪による皮脂のとりすぎ、シャンプーが合っていない、などの理由があげられます。
フケやかゆみが出ていると、ついゴシゴシと何度も洗いたくなりますが、過剰な洗髪は必要な皮脂を落とし乾燥を進行させてしまいます。
また、摩擦で角質層に傷がつきかぶれなどを引き起こす場合もあるので注意が必要です。シャンプーはボディソープよりも洗浄力が強いものがほとんどです。
過敏になった頭皮には刺激になる場合があるので、洗浄力が弱くマイルドなものを選びましょう。
>>頭皮の乾燥の原因とは?かゆみ・フケ・抜け毛におすすめの頭皮ケア!
白髪が目立つ
白髪の原因は細胞機能の低下、栄養不足、血行不良、ストレス、遺伝的要素などさまざまなものがあげられますが、医学的にはほとんど分かっていないのが実情です。
ただ、ストレスや血行不良といった要因が頭皮環境を悪化させることは確実。血流を高め毛母細胞を活性化させることにより、白髪の予防・穏和を目指すことができます。
基本的に白髪を抜くのはあまりよくありませんが、気にしすぎるのもストレスになります。どうしても……というときは育毛剤など頭皮ケアをし、ダメージを軽減させてあげましょう。
また、白髪染めを頻繁に繰り返している方は頭皮や髪へのダメージの蓄積にも要注意!抜け毛や薄毛の直接的な原因になります。
>>女性の白髪染めで抜け毛が増える可能性!?薄毛になった際の対策は?
フケがでる
フケが出るのは2種類の理由があります。
ひとつは皮膚の乾燥。水分、皮脂の不足で角質層がめくれあがり剥がれているパターン。
もうひとつは過剰分泌した皮脂と角質層がくっついて塊になり剥がれ落ちているパターン。その場合、ベタベタとした大き目のフケになります。
皮脂が原因のフケはべたべたと頭皮にくっついているので、あまり落ちてきません。頭皮を指でかいたときにフケがとれる場合は、皮脂が過剰分泌している可能性があります。
どちらもカラーリングなどのダメージ、食生活、睡眠不足、過度のストレスなどで頭皮環境が悪化することでおこります。
ただ、皮脂が原因の老フケが出ている場合は、過剰分泌による皮膚の炎症が原因の「脂漏性皮膚炎」になっている可能性もあります。
この場合、皮脂腺の問題だけでなく発汗機能の異常、ホルモン異常や細菌による感染などが原因になっている場合もあります。念のため皮膚科などを受診した方がいいでしょう。
乾燥している場合もフケが毛穴をふさぐことで炎症がおこる脱毛症「粃糠性脱毛症」の場合があります。こちらも症状がひどい場合は早めの受診をおすすめします。
ハリコシ・ボリューム不足
毛髪には髪が伸びる成長期、成長が止まる退行期、髪が抜ける休止期というヘアサイクルがあります。
個人差がありますが、髪の太さは年齢によって変化することが分かっており、太さは30代後半がピーク、40歳をすぎたあたりから髪はハリ・コシを失い髪も細くなっていきます。
頭皮マッサージや運動、育毛剤の使用で血流を高めることでハリ・コシのある髪の毛を育むことができます。
抜け毛
40代以降になると女性ホルモンの低下で髪が細くなり、抜け毛が増えてきます。
進行する原因に生活習慣の乱れ、睡眠不足、ストレス、血行不良などもあげられます。女性ホルモンの分泌を増やすことはできませんが、頭皮環境を整え強く丈夫な髪を生やすことで、抜けにくい髪の毛を育てることが可能になります。
髪のパサつき、枝毛
髪の毛の美しさをあらわすひとつの目安として、ツヤツヤと輝くキューティクルがあります。
キューティクルとは髪の毛の一番外側を覆っているうろこ状の成分のこと。毛髪内部にはケラチンやタンパク質がありそれが外に流れださないよう守っています。
摩擦や紫外線などでキューティクルが傷つきと、髪に強烈なダメージが与えられ、髪のパサつきや油分不足などの原因にも。
毛先が枝毛になっている場合は、髪へのダメージでキューティクルが完全に剥がれ落ちてしまっている状態です。改善には正しいシャンプー方法で髪への負担をやわらげてあげましょう。
美髪をつくる頭皮ケア&ヘアケア!
頭皮環境を整えるには日頃のケアが大切。正しい洗髪方法からスペシャルケアまで、かんたんな頭皮ケア&ヘアケアをご紹介します。
頭皮ケアの正しいシャンプー方法
- 目の粗いブラシで軽くブラッシングし、髪のもつれやホコリなどをとる。
- シャンプーの泡立ちをよくするため、地肌をしっかり濡らして予洗いする。
- 手で髪の毛の水気を切る
- シャンプーを手の平に出し泡立てる。
- 地肌→髪の毛の順に泡をつけもみこむように頭皮全体を洗う。
- 頭皮にシャワーヘッドを持っていき、地肌からすすぐ。手の動きと連動させてすすぎ残しがないようしっかりとすすぐ。
後頭部はシャンプー剤がつきにくい場所なので、髪をめくって上から下へつけるのがコツ。襟足などの洗い残しに注意!
シャンプーを見直そう!
頭皮には脂性タイプと乾燥タイプがあります。
自分がどちらなのかを見極める場合は、洗髪後1~2日たった毛髪の状態をみて判断します。もし、ベタつきやりフケ、かゆみがあるようなら脂性タイプ。髪がパサつく場合は乾燥タイプだといえます。
ただし頭皮や髪は季節によって脂っぽくなったり乾燥したりと変化します。体調の影響も受けやすいので、その時々の頭皮の状況に合ったシャンプーを選びましょう。
基本的に脂性タイプの人にはさっぱり系、乾燥タイプの人にはしっとり系のシャンプーがおすすめです。
アミノ酸系シャンプー
頭皮や髪と同じアミノ酸なので、洗髪時の摩擦が軽減されます。髪への負担を抑えながら地肌の汚れを洗うことができます。
石油・アルコール系シャンプー
石油系の界面活性剤が使用されているシャンプーです。具体的には成分表示欄にラウリルエーテル硫酸塩などと表記されていうものを示します。
泡立ちがよく洗浄力は抜群ですが、脱脂力が強いため乾燥肌や敏感肌の人には刺激になる場合も。
石けん系シャンプー
洗浄力が強く、スッキリとした洗い心地が特徴です。洗髪時に髪がアルカリ性に傾くことでキシキシしたり、指通りが悪くなったりするという欠点があります。
ただし、酸性のリンスとセットになっている場合は一緒に使えば弱酸性の状態にもどすことが可能。アレルギーがある人におすすめです。
頭皮マッサージのやり方
- 生え際から頭頂部にかけて両手の指の腹で、円をえがくくようにもみほぐします。
- 耳の周りのリンパを指の腹で軽くほぐす。
- 頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)というツボを、両手の中指と薬指を使って3回程度押す。
※これを毎日5分程度行います。
髪の毛への栄養は毛細血管を通して毛乳頭へ運ばれるので、頭皮マッサージで血流を高めることで供給がスムーズに。
マッサージの際は頭皮への摩擦を抑えるためオイルや育毛剤を使用しましょう。
肌にやさしい女性育毛剤なら、頭皮に刺激を与えずに発毛・育毛に働きかけることができますし、天然由来成分で髪に艶とまとまりをつくることができます。
血液循環をよくするセンブリエキスや抗菌・抗酸化作用のあるボタンエキスが配合されたものが特におすすめです。
女性におすすめの育毛剤
わたし自身、産後に前髪の薄毛に悩まされた経験があり、さまざまな育毛剤を試してみました。中でも一番合っていたのが「ベルタヘアローション」で、現在も愛用中です。
ベルタヘアローションは妊娠中や産後、敏感肌、アレルギー肌の方も使える薬用育毛剤。女性のからだを考えて開発されており、配合されている成分も99.9%が天然成分なので毎日安心して使えます。
実際に使ってみて、乾燥しがちだった頭皮のかゆみも軽減させることができました。その他、老化や血行不良で硬くなってしまった頭皮にも効果が期待できるそうですよ。
育毛剤を使用する際、頭皮マッサージも一緒に行っているのですが、育毛剤独特の香りもせず、刺激もないのでとても使いやすいです。
妊娠中や授乳中に使える育毛剤はあまり聞かないので、今産後の脱毛に悩んでいる人や、育毛剤選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ベルタヘアローションの詳細は、下記の記事で実際に使ったレビューも詳しくご紹介していますので是非チェックしてみてください。
>>20代・30代の女性にベルタヘアローションを一番おすすめする5つの理由
また、40代~60代の女性にはベルタヘアローションよりもミューノアージュ育毛剤がおススメ!
あなたのタイプや年齢に合わせて一番肌に合う育毛剤を是非試してみてください。
>>40代以上の女性にミューノアージュ育毛剤をおすすめする3つの理由
オイルトリートメントのやり方
洗髪後タオルで水分をふき取り、毛先にオイルをなじませ乾かします。ドライヤーの熱による痛みを防ぐ他、髪のパサつきが気になるときにも効果的です。
オイルトリートメントには肌に浸透しやすく保湿力が高いヴァージンココナッツオイルがおすすめ。
添加物・化学物質が入っていないので敏感肌の方でも安心しですし、酸化しにくいので、時間がたっても嫌な臭いがしません。
まとめ
日々のケアで予防・改善を目指そう!
ヘアサロンでのヘッドスパやヘアエステなども効果的ですが、やはり長期的に効果が実感できるのは日々のお手入れです。
ご紹介した頭皮ケア・ヘアケアはどれも5分ほどでできますし、正しいシャンプー方法のマスターは一生ものです。
一度覚えればかんたんなので、ルーティン化してぜひ毎日の習慣にしてくださいね。
おすすめの女性用育毛剤はどれ?
私が実際に試した5本の女性用育毛剤の特徴やおすすめポイント、使用感などをまとめた記事を書きましたので、女性用育毛剤を試してみたい方はまずこの記事をチェックしてください!