育毛や薄毛対策には内側からのケアが必須!
なかでも重視したいのが、髪の原料となるアミノ酸の摂取です。
アミノ酸には髪の原料となるタンパク質を合成したり、キューティクルを整えたりする役割があり、髪の健康と美しさを保つのに欠かせません。
今回は、アミノ酸が髪に与える影響、効率よく摂取する方法を解説!
商品の選び方や、おすすめ商品を紹介します。
アミノ酸は育毛に必須!不足すると薄毛の要因になることも
髪の毛は18種類のアミノ酸が結合した、ケラチンというタンパク質で構成されています。
そしてケラチンの原料がアミノ酸です。
アミノ酸が不足すると髪の毛の材料が不足することに。
髪が弱々しくなり新しい髪の毛も生えてこないので、頭皮全体が薄毛に近づいてしまいます。
アミノ酸を食品から効率よく摂取する方法
アミノ酸は植物性食品(米・小麦・大豆など)、動物性食品(肉・魚・卵・乳製品など)両方の食品に含まれており、それぞれに違う役割をもっています。
たとえば、植物性はコレステロールが少ないというメリットがありますが、必須アミノ酸が含まれていません。
動物性には必須アミノ酸が多く含まれており体内への吸収率も高いですが、一部のアミノ酸は不足しています。
アミノ酸の働きは不足している必須アミノ酸のレベルにあわせて制限されてしまうので、さまざまなアミノ酸を過不足なく摂ることが大切。
偏った食品ばかり摂取していると、タンパク質を摂っているつもりなのに足りていなかった!ということになりかねないので要注意。
意識してとりたい「シスチン」と「メチオニン」
ケラチンを構成するアミノ酸で、とくに重要なのがシスチンとメチオニンです。
シスチンは、ケラチンを構成するアミノ酸の中で最も多く含まれる成分。
そして、シスチンを生成しているのがメチオニンです。
2つとも体内でつくられないアミノ酸なので、食事からの摂取が不可欠。
ですが、アミノ酸は筋肉の構成や心臓・脳・肝臓でも消費されるためどうしても不足しがちに。育毛のためにもこまめな摂取が必要です。
シスチンは「イワシ・マグロ・カツオ・エビ・ブロッコリー・玉ネギ・柿・栗」など。
メチオニンは「牡蠣・アサリ・しじみ・アジ・昆布・キャベツ・ホウレンソウ・人参・大豆・白菜・牛乳・チーズ」などに多く含まれています。
こちらも、動物性食品、植物性食品からのバランスよい摂取を意識しましょう。
タンパク質の合成・髪の生成をサポートする栄養素
アミノ酸を多く含む食品を紹介しましたが、じつはアミノ酸はただ摂取しただけでは不十分!アミノ酸はからだの中で有効に働くかたちに変える必要があるんです。
とくに重要なのが、タンパク質の合成を助けるビタミンB群です。
ビタミンもそれぞれが相互に働くため、バランスよく摂りましょう。
それぞれのビタミンに期待できる作用と、多く含む食品を紹介します。
ビタミンA:皮膚の新陳代謝を高める、保湿(うなぎ・ニンジンなど)
ビタミンB2:毛髪の生成を促す(レバー・納豆・牛乳など)
ビタミンB6:タンパク質の合成を助ける(イワシ・サンマ・サバなど)
ビタミンC:頭皮の生成に関わるコラーゲンの合成を助ける(じゃがいも・レモンなど)
ビタミンE:血行を促進し毛根への栄養供給を助ける(黒ゴマ・ピーナッツなど)
亜鉛:タンパク質からケラチンを合成するのに必要(牡蠣・うなぎ・するめなど)
難しいときはサプリを活用!
栄養素は食品からの摂取が理想ですが、仕事や家事で忙しいとなかなか難しいですよね。
そんなときは、サプリメントを利用するのもひとつの方法です。
サプリメントは継続しやすい価格帯のもの、体内で構成できない必須アミノ酸が入っているものを選ぶのがコツ!
あくまで、健康補助食品ということを意識し上手に活用しましょう。
>>女性の育毛に効果的な栄養とは?髪に良い成分とおすすめ食材を解説!
髪のためには外側からのケアも必要
髪の毛は1本1本がキューティクルと呼ばれるうろこ状の皮で覆われています。
キューティクルは髪の内部にあるケラチンや水分を保護し、髪に艶を生みだす性質があり、アミノ酸はそのキューティクルを整える役割をもっています。
アミノ酸が不足するとキューティクルの隙間からケラチンなどの栄養が流れ出てしまうため、髪がもろくなりパサつきやすい状態に。枝毛・切れ毛も多くなるため見た目にもよくありません。
アミノ酸は髪の美しさを保つためにも大切な栄養素です。
外からのヘアケアも意識して行いましょう。
アミノ酸シャンプーを日常のケアに取り入れよう
ドラックストアや薬局などで市販されている市販のシャンプーは、石油系界面活性剤が使われているものが多くあります。
界面活性剤は製品の泡立ちをよくする、成分を混ざりやすくするなどのメリットがある分、肌への負担が大きいというデメリットがあり、敏感肌のひとだと刺激になってしまうことも。
敏感肌・乾燥肌さんや、育毛を目指すひとはなるべく避けたい成分です。
一方、アミノ酸系シャンプーはマイルドな洗い心地と保湿力の高さが特徴。
肌と同じアミノ酸でつくられているため、刺激を与えることなく洗い上げることが可能です。
使用感や仕上がりの良さから、アミノ酸を配合した育毛シャンプーを取り入れているサロンも多いよう。でも、さすがに毎回シャンプーをしにサロンへ行くわけにはいきませんよね。
最近は、アミノ酸シャンプー人気の高まりから、市販でもアミノ酸系シャンプーを取り扱う店が多くなっており通販などでも気軽に購入することが可能です。
天然オイルで保湿力を高めたもの、ハーブエキスで香りを良くしたものなど製品によってさまざまな特徴があるので、ぜひ好みのものを選んでみてください。
おすすめのアミノ酸シャンプー
さまざまなアミノ酸シャンプーがありますが、個人的におすすめなのが、HARU黒髪シャンプーです。
HARU黒髪シャンプーは、ヘアケア専門サロンのオーナーが監修するアミノ酸100%の育毛シャンプー。
注目の毛髪成分キャピシルをはじめ、黒髪を目指すのに欠かせない「ヘマチン」、ハリコシを与える「サクラ葉」、「リンゴ果実培養細胞エキス」など、女性の髪のための成分が豊富に配合。年齢肌の悩みであるボリューム不足や髪のパサつき、白髪などをトータルケアしてくれます!
シリコン、合成ポリマーなど頭皮や髪に負担のかかる成分も不使用なので、毎日安心して使えるのもお気に入りポイントのひとつです。
>>【2018年決定版!】女性用の育毛シャンプーおすすめランキング
>>haru 黒髪スカルププロシャンプーを実際に使ってみた感想
育毛・薄毛対策に、アミノ酸配合の育毛剤も取り入れてみて!
シャンプーはあくまで汚れを洗い流すもの。
頭皮のすみずみまで成分を浸透させ、髪を育てるというわけではありません。
育毛や薄毛の改善を目指すのなら、アミノ酸を配合した育毛剤の使用をおすすめします。
アミノ酸をつかった育毛剤のさまざまな種類がありますが、育毛剤にはアミノ酸以外の成分も入っているので自分に合ったものを選ぶことが大切です。
頭皮への影響を最小限に抑えるためにも「天然植物由来成分が使われている」もの「無添加処方」のものを選びましょう。
>>女性用育毛剤おすすめランキング!~私が試した5本をバッサリ評価~
まとめ
こまめなアミノ酸摂取で健康で美しい髪を目指そう!
アミノ酸は髪を構成するための大切な成分。薄毛対策や育毛にも欠かせません。
さまざまな食品からバランスよく摂取するよう心がけましょう。
外側からのケアとして、アミノ酸を使った育毛シャンプーや育毛剤もぜひ、取り入れてみてください。内外からのダブルケアで強く美しい髪を目指しましょう!